■テクニックには、五感のうち「知覚」が大切です
セックスの快感というものは、基本的に人間の五感を用いて得られます。
五感によってもたらされる快感が高ければ高いほど、気持ちいいセックスができるのです。つまり、五感への刺激をどれだけ強く与えられるかが、快楽セックスへの第一歩につながると言ってよいでしょう。
五感には視覚、聴覚、味覚、嗅覚、知覚があります。
たとえば視覚では、セクシーな姿やエロティカルなランジェリーで興奮することがあるでしょう。聴覚では、女性の出す舌足らずなあえぎ声で興奮、味覚ではキスの味、肌の味で興奮、嗅覚ではフェロモンや香水などで性的興奮を得られたりします。
しかし、一般にもっとも重要視されている「快楽をもたらすセックステクニック」は、やはり知覚です。この知覚を用いた高度なテクニックをお話しましょう。
■「知覚」ってどんなこと？
知覚には、下のような三つがあります。
① 触ったことを感知する触覚
② 冷たい・熱い・痛いを感知する温痛覚
③ 押されたり引っ張られたり、振動を感知する深部覚
これら三つの知覚を駆使して快感を与えることができれば、それが一番効果的です。
みなさんは、 「知覚を刺激するなら、強く激しいピストン運動をすりゃいいんだろう？」
なんて勘違いしていませんか？
よく書店で売られているセックスマニュアル本には、 「女性は激しいピストン運動で快感を得る」 などと書いてありますが、それは大きな間違いです。
激しいピストン運動も、タイミングを間違って行うと、不感症を生んでしまう危険性が高いのです。
知覚には３種類あるといいましたが、この３種類は、大きく二つにわけることができます。
・振動や引く・押すなどで感知する深部覚からなる、深部知覚
・触覚や温痛覚からなる表在知覚
この深部知覚と表在知覚には、実は優劣があります。
深部知覚が優で、表在知覚が劣。
すなわち、深部知覚が刺激されて興奮すると、表在知覚は刺激を感知できず無視されてしまう、という生物学的なメカニズムがあるのです。
つまり、もんだり、突いたり、かき回したりといった運動は深部知覚を興奮させるけれども、同時に表在知覚が興奮しなくなり「触られていること＝触覚」による性感が低下してしまう。それによって不感症を生んでしまう可能性があるというのです。
■知覚効果を引き出すテクニックとは
激しいピストン運動では、女性の膣内に大きな振動を与えますから、女性は深部知覚は興奮するものの、膣内部の表在知覚では快感が失われてしまいます。
せっかく膣内を一生懸命摩擦しても、女性は何も感じなくなってしまうのです。
より高度なセックステクニックを身に付けるためには、次の二つのポイントが大切です。
①表在知覚の興奮を失わせない
まず、「触られている」という触覚的興奮を与える。
感じやすいところ、局部をソフトに愛撫することから始める。
②同じ刺激を同じ場所に続けて30秒以上与えてはいけない
激しいピストン運動、あるいは激しい愛撫は逆効果。
あくまでもソフトに優しく30秒以内の短い行為を続け、それから挿入角度の工夫などを考慮しつつ、徐々に激しさを加えていきましょう。
■快感を引き出す高度なテクニック３ヶ条
| １．愛撫＆ピストン運動は慌てずゆっくり始めよ！ |
激しい愛撫やピストン運動は、深部知覚を刺激し興奮させるが、表在知覚を不感症状してしまう。「触れてる、挿れられてる」という女性の興奮度を上げるためにも、最初はゆっくりソフトに愛撫＆ピストン運動を！これで彼女の快感倍増！
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| ２．ピストン運動は深さと角度を１０～１５秒置きに変化！ |
同じ場所を同じレベルで刺激されると、女性の膣内の知覚は麻痺して不感症を呼ぶ。頻繁に挿入角度・深さを変化させ、女性の快感を喚起すべし！そうすれば女性の膣が収縮し男性の快感倍増も間違いなし！激しいピストン運動は最後までとっておこう。
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| ３．一箇所２０秒愛撫を死守せよ！ |
せっかくソフトな愛撫で彼女も自分もコーフンしてたのに、同じ場所をずっと愛撫し続けていると彼女は「いつまでやってるの～」としらけてしまいます。快楽も吹っ飛んでしまいます。そこで、同じ場所への愛撫は２０秒以内を死守を！広く短く撫でまわすべし！
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